さようなら Nananu-i-ra

Mardi 18 février 2020

今日は島の最終日。10時のチェックアウトに向けて荷物を作る。電気のない、人のいない島での1週間の滞在は、今までの便利な生活とはかけ離れたものだったけれど、素晴らしかった。食糧もなんとかうまくつなぐことができた。Wi-Fiがないので、笑里も『YouTube、YouTube』と言わずに自然と自分で興味のあることを始める。6時に起きて20時に寝る。野菜は豊富ではなかったけれど、お菓子もないしお酒もない。体には健康この上ない。

女主人Maxineに別れを告げて、Chrisに Ellington Wharf までボートタクシーで送ってもらう。手配しておいたタクシー(日本の中古車で懐かしい黄色の車体)に乗りこみRakirakiのバスターミナルへ移動。ターミナル近くで笑里が1週間我慢した念願のアイスクリーム頬張る。冷たくて甘いアイスクリームの味に感動する。

外はあいにくの雨。裸足の人もいれば、ビニール袋を頭からかぶって雨をしのぐ人がいたりと様々だ。サトウキビ畑を見ながらバスに揺られる。むき出しの電線が伸びた家、豚、鶏、野犬。車道脇のバス待ちの人。Lautokaまでの時間はのんびりと過ぎていく。すぐにNadiに向かうバスがでるというので、残念ながらフィジーの第2の都市 Lautoka をゆっくり見ることはできなかったが、長い移動を終え、ベースキャンプであるホテルオアシスについてからゆっくり過ごせた。夕方からはホテル隣にある映画館でゆっくり映画を見て、インド料理を堪能。あー。文明って素晴らしい。

そういえば、Nadiに向かう途中、Udre Udre のお墓の横を通った。19世紀、フィジーにはカニバリズムの慣行があり、このフィジーの長であるUdre Udreはなんと872人もの人を食したというのだから驚きだ。勇敢な戦士が戦いに勝ち、敗者の肉を食べる。まさに弱肉強食だったのだ。ちなみに、当時は手で食事をしていたにもかかわらず、人肉にのみ特別なフォークを使っていたそうだ。

Laisser un commentaire